青木通訳と野手会を企画「このままではシーズンに入れない」
21日、福岡ソフトバンクのデスパイネ選手がテラス弾を含む猛打賞を記録し、ノーヒットに終わった前日の借りをしっかりと返した。
やっぱり頼もしい助っ人だ。この日のデスパイネ選手は第1打席こそ内野ゴロに倒れたものの、第2打席は左中間のテラスにライナーで突き刺す本塁打。その後も内野安打とセンター越えの二塁打を放ち、猛打賞を記録した。
神宮での3連発も記憶に新しいが、ヤフオクドームでは今季初アーチ。その感想を求めると「去年35本くらい打ってるから」とジョークで返した。「足の方も問題ないよ」というように、第3打席では全力疾走で内野安打をもぎ取った。
移籍1年目の昨年はWBC参加もあり、ちょうどこの時期にチームに合流した。「それに比べたら余裕をもって練習できているし、時差ボケの調整も(時間をかけて)できた」とデスパイネ選手。工藤公康監督も「元気ですね。状態はすごくいいと思います」と太鼓判を押す。
また、野手の練習がなかった19日には青木通訳とともに野手会を企画。連敗中だったこともあり、青木通訳の自宅に野手を集めて食事会を行い、「このままではシーズンに入れない。もう1回ギアを入れ直そう」と野手たちに呼びかけたという。20日のサヨナラ劇は、まさにデスパイネ選手主催の野手会効果だったのかもしれない。最後には報道陣に対しても「もう質問はやめてバーベキューしようよ」と陽気に語りかけた。
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