千葉ロッテ・小島和哉が5回3失点の粘投で2勝目。楽天は則本昂大が誤算

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2019.8.28(水) 21:54

千葉ロッテマリーンズ・小島和哉投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・小島和哉投手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月28日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天対千葉ロッテのカード2戦目は、5対4で千葉ロッテが逃げ切り勝ち。エラーにつけ込み、相手エースから白星を挙げた。

 千葉ロッテは試合序盤で、楽天の先発・則本昂大投手を打ち崩した。まずは1回表、3本のヒットでチャンスをつなぐと、清田育宏選手が先制のタイムリーを放つ。2回表には連打と悪送球、ゴロなどで追加点を奪い、さらに中村奨吾選手のタイムリー二塁打で一挙3得点。2イニングで4対0と、一気に優位に立った。

 しかし、援護に恵まれた千葉ロッテ先発・小島和哉投手は直後に反撃を許してしまう。3回裏、楽天がパスボールで1点を返し、4回裏にはブラッシュ選手がこのカード3本目となる27号2ラン。3対4と、あっという間に1点差に迫った。

 追い上げられた千葉ロッテは、6回表、四球と失策絡みで1死2,3塁の好機を得ると、平沢大河選手が見事スクイズを決め、再びリードを広げるが、楽天も粘った。8回裏、2死1,2塁から代打・フェルナンド選手が適時打を放ち、またも1点差に。しかし千葉ロッテは勝ち越しまでは許さず。9回裏は守護神・益田直也投手が3者凡退に切って取り、5対4で試合終了。

 勝利した千葉ロッテは、先発の小島投手が5回3失点(自責2)にまとめると、中継ぎ陣が決定打を許さず、楽天の追い上げを振り切った。敗れた楽天は、先発の則本昂投手が自身の悪送球によってピンチを招き、2回8安打4失点(自責1)。降板後は「何もありません」と言葉少なだった。

文・鈴木海斗

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