8月25日、ロッテ浦和球場で行われた千葉ロッテと東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦、第17回戦は6対5で千葉ロッテがサヨナラ勝利。最終回に守備の乱れからチャンスを作り、4番の安田尚憲選手が試合を決めた。
千葉ロッテ先発の涌井秀章投手は初回、2つの見逃し三振を奪うなど3者凡退に抑える上々の立ち上がりを披露。しかし2回表、1死から東京ヤクルトの5番・大村孟選手に二塁打を浴びると、8番・井野卓選手の適時打で、1点を先行された。
追う立場となった千葉ロッテは、直後の2回裏に反撃。1死から高濱卓也選手の四球と、茶谷健太選手の安打で1,3塁のチャンスを作ると、1番・藤原恭大選手の2点適時二塁打で逆転。3回裏には香月一也選手に7号ソロが生まれ、3対1とリードを握った。
援護を受けた涌井投手だったが粘ることができず。4回表に坂口智隆選手の2号ソロで1点差に詰め寄られると、6回表に3連打で同点とされ、1死としたところで降板。後を託された山本大貴投手も適時打を浴び、打者1人で降板。なおもピンチが続いたが、3番手の田中靖洋投手が代打・畠山和洋選手を併殺に打ち取り追加点は与えず。しかしこの回2点を返され、3対4と東京ヤクルトに逆転を許した。
1点を追う千葉ロッテは直後の6回裏、代走で途中出場している藤岡裕大選手が、東京ヤクルト2番手の寺島成輝投手から1号ソロを放ち、すぐさま同点に。しかし、7回表に4番手の鎌田光津希投手が四球から走者を許すと、2つの暴投で4対5と勝ち越しを許してしまった。
千葉ロッテは8回表を南昌輝投手、9回表を大谷智久投手が無失点でつなぐと、9回裏に逆転劇が待っていた。東京ヤクルト5番手の風張蓮選手に簡単に2死を取られたが、敵失策が重なるなどして、2死満塁の絶好機を得る。この場面で打席に入った安田尚憲選手が、代わった6番手の中澤雅人投手から2点タイムリーを放ち、6対5で試合終了。
千葉ロッテは、先発した涌井秀章投手が5.1回7安打4失点と課題の残る結果に。リリーフ陣は好投を見せ、劇的勝利につなげた。
123456789 計
ヤ 010102100 5
ロ 021001002Ⅹ 6
ヤ 山中浩史-寺島成輝-金久保優斗-●中尾輝-風張蓮-中澤雅人
ロ 涌井秀章-山本大貴-田中靖洋-鎌田光津希-南昌輝-○大谷智久
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