埼玉西武が11安打3本塁打8得点で打撃戦を制す。楽天との2位争いに先勝

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2019.8.23(金) 21:55

埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月23日、メットライフドームにて行われた埼玉西武対楽天のカード初戦は、中盤の打ち合いを制した埼玉西武が8対6で勝利。2位争いの大事なゲームを、埼玉西武らしい試合運びでものにした。

 試合は激しい打撃戦となった。まず1回裏、2死1,3塁とチャンスを演出した埼玉西武が、外崎修汰選手の適時二塁打で先制。続く山川穂高選手も、2年連続の100打点越えをマークする適時打を放ち、前回対戦で7回無失点に抑え込まれた楽天の先発・弓削隼人投手から3得点を挙げた。

 しかし、埼玉西武の先発・今井達也投手に対し、楽天打線がすぐさま反撃。3回表、四球で走者をためると、浅村栄斗選手が逆方向に鋭く伸びるライナー性のホームランを放つ。「しっかりスイングできました」と語る27号3ランで、3対3の同点に追い付いた。

 3回裏、埼玉西武は4番・中村剛也選手の23号ソロで勝ち越すものの、直後の4回表、野戦で再び同点となる。その裏も諦めず、木村文紀選手の9号2ラン、秋山翔吾選手の17号ソロで3点リードを取り戻すが、5回表、島内宏明選手の10号ソロと銀次選手の内野ゴロの間に楽天が追い上げ、6対7と1点差に迫った。

 しかし、埼玉西武は三度目の同点までは許さなかった。7回裏、先頭の金子侑司選手と源田壮亮選手のヒットで1死1,2塁とし、この好機で3番・森友哉選手が一二塁間をしぶとく破る当たりを放つ。2塁走者・金子侑選手が一気に生還し、リードを広げた。

 そして、2点リードで迎えた8回表は平井克典投手が無失点でつなぎ、9回表は守護神・増田達至投手が3者連続三振で締め、試合終了。埼玉西武が8対6で、カード初戦の打ち合いを制した。

 勝利した埼玉西武は今井投手が5回途中6失点と誤算だったが、中継ぎ陣が踏ん張りを見せ逆転を許さなかった。打っては中村選手、木村選手、秋山選手にホームランが生まれ、同点とされてもすぐに勝ち越した。敗れた楽天は、前回対戦で埼玉西武に快投を見せた弓削投手が4回7失点とつかまり、打線の追い上げもあと一歩及ばなかった。

文・丹羽海凪

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