「いぶし銀」や「若武者」など、年齢に関係する呼称が多いプロ野球の世界。しかしながら、外国人選手の年齢にはあまり関心が向けられない。来日年数ならば知っているが、年齢は知らない選手も多い。そこで、パ・リーグ6球団の外国人選手を年齢順に表にまとめた。同年生まれの日本人選手を知ることで、新たな発見があるはずだ。今回は「北海道日本ハムファイターズ」編。※2019年の満年齢で算出
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パ・リーグの他球団では30歳以上の外国人選手が在籍しているが、北海道日本ハムの外国人選手はいずれも20代の選手だ。マルティネス投手は最年長ながらも、まだ29歳。同年代に大田泰示選手がいることからも、まだまだ「ベテラン」と呼ぶには程遠い年齢であることが分かる。今季は故障が絡んで一軍登板はないが、しっかりと不安を取り除いた後には、昨季10勝を挙げた右腕の実力発揮に期待したい。
ロドリゲス投手は杉谷拳士選手や中島卓也選手と同年代の28歳。来日1年目は精彩を欠く場面も目立ったが、今季は中継ぎ、先発とチーム状況に応じて様々な場面で登板。昨季よりも安定感した投球を見せるなど、成長を感じさせる投球も増えてきた。まだまだ伸びしろを感じさせるだけに、今後の投球にも注目したい。
今季から、北海道日本ハムに加入した王柏融選手は26歳。同年代では高卒8年目の近藤健介選手の存在が目立つが、横尾俊建選手や西村天裕投手、松本剛選手など、これからの北海道日本ハムを背負って立つ成長株たちが在籍しているのも事実。今季は70試合以上に出場し、打率も2割台後半を記録しているものの、故障でファーム降格も経験した。台湾では2年連続打率4割を記録するなど実力は十分。他の若手とともに「大王」はまだまだ進化を続けそうだ。
文・吉田貴
イラスト・出内テツオ
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