8月19日、京セラドーム大阪にて行われた福岡ソフトバンク対埼玉西武の第20回戦は、福岡ソフトバンクが2対1で勝利。福岡ソフトバンク・松本裕樹投手と埼玉西武・松本航投手の、「松本対決」で始まった試合は、張り詰めた投手戦となった。
埼玉西武は1回表、先頭の秋山翔吾選手が出塁すると、犠打で1死2塁とする。ここで3番・森友哉選手がセンター前へ抜けるヒットで、秋山選手が快足飛ばし生還。初回から1点の先制に成功する。
四球をもらいながらも安打が出ずにいた福岡ソフトバンクは3回裏、2番・中村晃選手が内野安打で出塁。3番・内川聖一選手もこれに続き、1死1,3塁に。ここで4番・グラシアル選手がライトへの犠牲フライを放ち、1点を返し同点とする。
同点に追いついてすぐの4回裏、この回先頭の7番・明石健志選手がセンター前に抜ける当たりで出塁すると、犠打などで2死3塁とチャンスを拡大。1番・福田秀平選手に回ったところで相手のバッテリーミスの間に生還。思わぬ形で勝ち越しの1点が入った。
福岡ソフトバンクは4回から継投へ。4回から3イニングを椎野新投手が完璧に抑えると、7回を甲斐野央投手、8回をモイネロ投手がつなぎ、最後は守護神・森唯斗投手が締め試合終了。福岡ソフトバンクが2対1で勝利を収めた。
勝利した福岡ソフトバンクは、椎野投手が3イニングをパーフェクトリリーフでつなぐなど投手陣が1点を守り抜いての勝利。2位・埼玉西武との首位攻防戦を勝ち越し、ゲーム差6で独走態勢に。敗れた埼玉西武は先発・松本航投手が6回2失点粘りの投球を見せたが、痛いミスで勝ち越しを許し、打線も援護できなかった。
文・丹羽海凪
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