鷹・高橋純、窮地脱する好救援で初お立ち台 成長遂げる4年目「緊張を楽しいと」

Full-Count 藤浦一都

2019.7.24(水) 07:40

福岡ソフトバンク・高橋純平※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・高橋純平※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

6回1死一、二塁で登板し、レアードを併殺に切る

■福岡ソフトバンク 11-7 千葉ロッテ(23日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの高橋純平投手が、窮地を脱する好救援で勝利に貢献した。23日、本拠地ヤフオクドームでの千葉ロッテ戦。6回1死一、二塁のピンチで2番手として登板。前の打席で本塁打を放っているレアードを見事に併殺に打ち取り、ピンチを凌いだ。

 4点をリードしていたとはいえ、長打が出れば、試合の行方を左右しかねない大事な場面。ここで強打者のレアードに対して、高橋純は併殺に仕留めて大きな仕事を果たした。多くのヒーロー候補がいる中で、2打席連続弾の松田宣とともにお立ち台に上がり「楽しかったです。緊張しましたけど」と笑いながら「あそこで一番ダメなのは長打。変化球を低めに集めることを考えました。コースを狙うと球威が落ちるので、とにかく腕を振っていこう、と。最後はフォークボールが少し高めにいって併殺になりました」と6回の場面を振り返った。

 この日から森唯斗が守護神の座に復帰する予定で「僕の出番も前倒しになるし、コーチからは5回か6回のカバー(登板)もあると言われていました」と、マウンドで慌てることもなく「それでも緊張はしましたけど、その緊張を少し楽しいと思えるようになりました」とも。首脳陣からの信頼も日々高まっているが「まだそれを実感することはない」という高橋純。それでもストレートに対する自信は自分の中でも大きくなりつつある。

「思いっきり腕を振れば150キロは出せる。でも、ホークスの中継ぎはみんな150キロを超える投手ばかりなので、160キロを出すつもりでもっと磨いていきたいですね」。プロ4年目の夏、ドラ1右腕はようやく自分が輝ける場所をつかみ取ろうとしている。

記事提供:Full-Count

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