8月15日、東京ドームで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテのカード最終戦は、6対0で千葉ロッテが快勝。盤石の試合運びで、4月以来となる同一カード3連勝を飾った。
先手を取ったのは千葉ロッテだった。2回表、北海道日本ハム先発の杉浦稔大投手に対して先頭の清田育宏選手、田村龍弘選手が安打を放ち、平沢大河選手が四球を選んで2死満塁のチャンスを演出。ここで荻野貴司選手が走者一掃の3点適時二塁打を放ち、3点のリードを得た。
これで勢いに乗った千葉ロッテ打線は、4回表に平沢選手の適時打、続く5回表に井上晴哉選手の適時打で計2点を加え、5対0と試合の主導権を握った。
大きな援護を受けた千葉ロッテ先発の佐々木千隼投手は、直球とスライダー、シンカーを織り交ぜながら北海道日本ハム打線を幻惑。5回を投げて被安打3、無失点の好投でマウンドを降りた。後を引き受けた2番手・中村稔弥投手も2イニング連続で3者凡退に抑える好救援。盤石の継投でリードを守って、試合は終盤に突入した。
千葉ロッテは8回表、2死1,2塁から平沢選手のこの試合2本目となる適時打でリードを6点に広げると、直後の8回裏も中村稔弥投手が無失点に抑える。最終回は、黄色靱帯骨化症から復活した南昌輝投手が無失点で締めて試合終了。千葉ロッテが6対0で勝利した。
勝利した千葉ロッテは、先発佐々木投手が5回無失点で2勝目。16年のドラ1右腕の好投が、4月以来となる同一カード3連勝を引き寄せた。一方、敗れた北海道日本ハムは9連敗。長いトンネル脱出のためは、4安打に終わった打線の復活が待たれる。
文・吉田貴
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