8月13日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と福岡ソフトバンクの18回戦は、3対0で福岡ソフトバンクが勝利。見事な完封リレーでカード初戦を取った。
福岡ソフトバンクは初回、川島慶三選手の四球と内川聖一選手の二塁打でチャンスを作ると、デスパイネ選手のゴロの間に1点を先制。2回表には1,3塁の場面でダブルスチールを決め、楽天先発の弓削隼人投手から2点を先行した。
援護を受けた福岡ソフトバンク先発の高橋礼投手は、走者を背負う場面も見られたが、本塁を踏ませない粘りの投球で6回まで無失点に抑える。対する楽天の弓削投手も3回以降は得点を許さず、2対0で福岡ソフトバンクリードのまま終盤へ突入した。
高橋礼投手は7回裏、堀内謙伍選手、辰己涼介選手の連打でピンチを招き、2死1,2塁の場面で降板。後を託された嘉弥真新也投手が、茂木栄五郎選手を三振に打ち取ると、8回表、デスパイネ選手の30号ソロで1点を追加。3点リードの8回裏を高橋純平投手、9回裏をモイネロ投手がそれぞれ無失点でつなぎ、3対0で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、先発した高橋礼投手が6.2回7安打3奪三振3四死球無失点の好投で10勝目。「毎回のようにランナーを出してしまいましたが、集中力を切らすことなくしっかり粘って投げる事ができたと思います。もう少しリズム良く投げる事ができれば良かったですが、先発としての役割は果たすことができたと思います。最後は少しバテテしまい、嘉弥真さんに助けてもらったので、次はもう少し長いイニングを投げられるように頑張ります」とコメントした。
敗れた楽天は、先発した弓削隼人投手が6回5安打6奪三振2四球2失点の内容で1敗目。「初回の立ち上がり、先頭へのフォアボールが全てでした。3回以降は修正して、本来のピッチングに戻ることができたのは良かったかなと思います」と悔しそうな表情で語った。
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