8月10日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天とオリックスのカード初戦は、8対4でオリックスが逆転勝利。4連勝を飾り、最下位脱出まであと2ゲームとした。

　オリックスは、先発予定だった山本由伸投手が左脇腹の違和感で登板を回避。急きょ山崎福也投手が先発したが、1回裏、浅村栄斗選手にタイムリーツーベースを浴びて1点の先制を許す。2回裏には、田中和基選手が今季1号ソロを放ち、楽天のリードは2点となる。

　しかし山崎福投手が4回2失点と粘ると、2点を追うオリックス打線が楽天投手陣を捉えた。6回表、まずは先発・菅原秀投手から吉田正尚選手のタイムリーで1点差とし、代わった久保裕也投手から中川圭太選手が同点タイムリー。そして続く小田裕也選手が勝ち越しのタイムリースリーベースを放ち、4対2と逆転に成功する。安達了一選手の犠飛で追加点を挙げ、この回一挙5得点を奪った。

　さらに、9回表にも3点を加えたオリックス。完全に試合の流れを掌握し、9回裏には2点を返されるものの、リードを守ってゲームセット。8対4で逆転勝利を飾った。先発した山崎福投手は、4回5安打も2失点でしのぎ「多少の緊張はありましたが、何とかゲームを壊さないという最低限の仕事はできたと思います。先発として5回までは投げたかったです」と自身の投球を振り返った。楽天は中盤のオリックスの猛攻を止められず。4位に転落した。