先発の金子が初回に4失点、打線も小休止「なかなか機能しない時もある」
■福岡ソフトバンク 6-3 北海道日本ハム(3日・札幌ドーム)
北海道日本ハムは3日、本拠地で首位の福岡ソフトバンクに3-6で敗れて3連敗。首位攻防第2戦も落とし、ゲーム差は3.5に広がった。
中10日で先発した金子弌大投手が初回にいきなりつかまった。先頭の牧原に中前打を許すと、続く明石の右中間適時二塁打であっさり先制される。さらに松田と上林にも連打されるなどこの回一挙4失点。6回無安打無失点と好投した7月23日オリックス戦(ほっともっと神戸)から一転、苦しいスタートになった。
2回以降立ち直った金子だが、打線が左腕・ミランダに4回まで無安打と沈黙した。5回に清水の2号ソロで1点を返し、5点を追う9回2死一塁で森から代打の谷口が意地の右越え2ランを放ったが、反撃もここまでだった。
栗山英樹監督は「結果が全て。みんなが必死になって何とかしようとすればするほど、うまくいかない部分もある。全てを受け止めた上でしっかりやるしかない」と悔しさを押し殺して言葉を絞り出した。
7試合連続で先制されて追いかける試合展開が続く。さらに4試合連続2桁安打と活発だった打線が本拠地に戻った7月30日楽天戦以降5試合で計8得点と小休止。指揮官は「打線の状態が良くてもなかなか機能しない時もある。いい形がなくても、結果的に勝ちきれるようにするのがこっちの仕事。それができていない。しっかりやっていきます」と自分に言い聞かせるように力を込めた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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