手に汗握る接戦から一夜。8月最初の試合は鷹と獅子の主砲に注目

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2019.8.1(木) 09:31

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月1日、メットライフドームで行われる埼玉西武と福岡ソフトバンクのカード最終戦。31日の試合では、終盤まで両チームに得点が生まれない接戦となったが、終盤に貴重な先制点を奪った埼玉西武がカード勝ち越しを決めた。8月最初の試合となるだけに、この試合は打線の奮起でチームのエンジンをかけたい。

【今季対戦成績】
埼玉西武→8勝8敗 福岡ソフトバンク→8勝8敗

【埼玉西武】松本航投手 9試合5勝2敗 48.1回 34奪三振、防御率3.91
【福岡ソフトバンク】大竹耕太郎投手 16試合5勝4敗 103.2回 71奪三振、防御率3.56

 埼玉西武の先発は松本航投手だ。一軍再昇格後初の試合となった7月27日の楽天戦では、6回を投げて1失点と試合を作り、5勝目を挙げた。福岡ソフトバンクとはプロ初対戦となるだけに、好投して良い印象を作っておきたいところだ。

 対する福岡ソフトバンクの先発は大竹耕太郎投手。7月は3試合に登板し、防御率8.80と精彩を欠いた。7月25日の千葉ロッテ戦においても、今季ワーストの6失点を喫しているだけに、8月からの巻き返しに向けて燃えているに違いない。8月1日のメットライフドームは、昨季プロ初登板初勝利を記録した場所だ。原点回帰し、復調を示したい。

 埼玉西武打線では主砲・山川穂高選手に期待したい。31日の試合では、両チーム無得点で迎えた8回裏に、値千金の適時二塁打を放って4番としての仕事を果たした。7月は打率1割台と苦しんだだけに、まずは自身の打撃でカード3連勝を決め、8月から波に乗りたい。

 対する福岡ソフトバンクは、31日の試合で散発4安打と打線が奮わず。8月からの巻き返しのためには、やはり主砲・デスパイネ選手のアーチが不可欠だろう。31日の試合では2三振と苦しんだだけに、月替わりのタイミングで幸先の良い一発を放つことができるか、注目だ。

文・吉田貴

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