三家和真~「独立の星」に続く俊足スイッチヒッター~(千葉ロッテマリーンズ)【インサイト的選手名鑑】

パ・リーグ インサイト

2019.7.21(日) 16:58

千葉ロッテマリーンズ・三家和真選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・三家和真選手(C)パーソル パ・リーグTV

三家和真(みけ・かずま)/外野手

#61/1993年8月13日生まれ
180cm・80kg/右投両打


 和歌山県出身。歌が得意で、「苦労人」と言うべき経歴を持つ俊足・強肩のスイッチヒッターだ。2011年のドラフトで市立和歌山高校から広島に育成4巡目指名を受けるが、けがもあって2年目に早くも戦力外。その後は3年間、独立リーグの信濃グランセローズ、石川ミリオンスターズに在籍した。

 2016年オフに千葉ロッテの入団テストに合格し、NPBに「復帰」。2017年はイースタン・リーグで107試合に出場し、リーグ9位の打率.262、外野手としてはリーグ唯一の失策0を記録している。同5月23日の福岡ソフトバンク戦で一軍初出場を果たすと、5点ビハインドで迎えた最終回、まるで高校野球のラストバッターのようなヘッドスライディングを見せたのが印象的だった。

 以降はファームで腕を磨く日々が続き、遊撃守備においては大きな壁にぶつかったが、2019年7月3日のオリックス戦で、8年がかりのプロ初安打を放つ。そして7月21日の北海道日本ハム戦では、堀瑞輝投手から札幌ドームのレフトスタンドにプロ初ホームランを叩き込んだ。背番号61は「独立の星」のチームメイト・角中勝也選手がかつて付けていたもの。先輩に続くようなますますの活躍が期待される。

(2020/1/31追記)

三家選手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事

【プロ野球選手が教える俺達のココを見ろ!】 ~千葉ロッテ(ファーム)編~
 三家選手自身が語るアピールポイントと、チームメイトから見た三家選手のキャラクターが垣間見えるひと言インタビュー。

広島時代は遠征に帯同できず「ホンマやばいな」。千葉ロッテで再起を期す三家選手
 けがを経験したからこその意識と、二軍生活中の意気込み。「何しているんだろうなあと……」。遠征に向かうチームメイトを見送るだけだった広島時代の心境も明かしてくれた。

文・田中航

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