6回にミランダから左中間スタンドへ運び、反撃の狼煙をあげる
■福岡ソフトバンク 8-7 埼玉西武(8日・東京ドーム)
埼玉西武の山川穂高内野手が8日、東京ドームでの福岡ソフトバンク戦で13試合ぶりとなる28号ソロを放った。
27打席ノーヒットと絶不調だった山川のバットから、久々の快音が響いた。5点ビハインドの6回、先頭で打席に入ると福岡ソフトバンク先発ミランダが投じた外角のチェンジアップを捉えて左中間スタンドに一直線に叩き込んだ。6月20日の中日戦で放った27号以来、実に13試合ぶりの一発に「ホームランというのは不思議。その後の打席でもどっしり立てる」と気持ちも上向きに。続く7回にもレフトへタイムリーを放ち、復調の気配を覗かせた。
「原点に帰ろうと思った」と、試合前の練習から試合の中でもしっかりとしたスイングを心がけたという山川だったが、チームは延長12回に手痛いサヨナラ負け。「チャンスもあったので、打ちたかった。(ボールの)見え方も久しぶりによかったが、負けてしまったので」と主砲の表情は曇っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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