10年ぶり「捕手の2桁盗塁」達成なるか? 阪神梅野とホークス甲斐が足で魅せる

Full-Count 広尾晃

阪神・梅野隆太郎※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
阪神・梅野隆太郎※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

捕手の2桁盗塁は直近では2009年の阪神・狩野が達成

 阪神の梅野隆太郎捕手は今季すでに9盗塁。セ・リーグ盗塁ランキングで7位タイにつけている。また、パ・リーグでも福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手が7盗塁。捕手と言えば「鈍足」が通り相場の中、今年は久々に「俊足の捕手」が目立っている。  過去10年の“捕手の盗塁王”(出場試合の半数以上で捕手として出場した選手)。 2018年 パ 森友哉(西)7盗塁/136試合(捕)81(指)52 セ 梅野隆太郎(神)5盗塁/132試合(捕)132 2017年 パ 田村龍弘(ロ)4盗塁/132試合(捕)130 甲斐拓也(ソ)4盗塁/103試合(捕)102(指)1 セ 小林誠司(巨)2盗塁/138試合(捕)137 中村悠平(ヤ)2盗塁/127試合(捕)126 2016年 パ 田村龍弘(ロ)6盗塁/130試合(捕)129 セ 石原慶幸(広)4盗塁/106試合(捕)106 2015年 パ 嶋基宏(楽)6盗塁/117試合(捕)116 セ 中村悠平(ヤ)3盗塁/136試合(捕)135 2014年 パ 嶋基宏(楽)6盗塁/126試合(捕)123(一)1(指)1 セ 松井雅人(中)3盗塁/67試合(捕)63 2013年 パ 伊藤光(オ)4盗塁/137試合(捕)137 セ 谷繁元信(中)など7人が1盗塁 2012年 セ 中村悠平(ヤ)1盗塁/91試合(捕)90 倉義和(広)1盗塁/70試合(捕)66 パ 鶴岡慎也(日)3盗塁/116試合(捕)116 嶋基宏(楽)3盗塁/91試合(捕)88(指)2 岡島豪郎(楽)3盗塁/43試合(捕)36(指)3 2011年 パ 嶋基宏(楽)7盗塁/129試合(捕)126(指)1 セ 石原慶幸(広)2盗塁/110試合(捕)106 2010年 パ 嶋基宏(楽)9盗塁/127試合(捕)127(一)1 セ 城島健司(神)9盗塁/144試合(捕)144 2009年 セ 狩野恵輔(神)10盗塁/127試合(捕)122 パ 鈴木郁洋(オ)8盗塁/63試合(捕)57(指)3(外)1

捕手の最多盗塁は1952年大洋・荒川昇治の32盗塁

 少し前まで駿足の捕手と言えば楽天の嶋基宏だった。通算でも50盗塁しているが、最近はやや陰りを見せている。梅野、甲斐が2桁盗塁をマークすれば、2009年の阪神・狩野恵輔以来10年ぶりとなる。21世紀以降でシーズン2桁盗塁を記録した捕手は、この年の狩野だけだ。  かつては、俊足が売りの捕手も少なくなかった。捕手のシーズン盗塁数5傑。 32盗塁 1952年 荒川昇治(大洋)109試合(捕)107 30盗塁 1940年 吉原正喜(巨人)104試合(捕)104 25盗塁 1950年 荒川昇治(松竹)132試合(捕)131 20盗塁 1984年 伊東勤(埼玉西武)113試合(捕)113 20盗塁 1939年 三浦敏一(名古屋)83試合(捕)65  20盗塁以上は5例だけ。荒川昇治は草創期のセ・リーグで活躍した強打の捕手。ホームスチールも記録している。近年では、前千葉ロッテ監督で現中日コーチの伊東勤が、5回2桁盗塁を記録。通算でも134盗塁。9盗塁の梅野、7盗塁の甲斐はともに盗塁死は2回だけ。成功率が高いから、ベンチからゴーサインが出るのだろう。  昭和時代には捕手の2桁盗塁は50回記録されているが、平成時代は7例だけ。令和最初の年に、2人の捕手2桁盗塁という“偉業”は達成されるだろうか? (広尾晃 / Koh Hiroo)記事提供:Full-Count

記事提供:Full-Count 広尾晃

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