7月3日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対千葉ロッテの3連戦・2戦目は、12対6で千葉ロッテが勝利。序盤で大量得点を挙げ、前日のサヨナラ負けの借りを返した。
千葉ロッテは、オリックスの先発・荒西祐大投手を立ち上がりから攻めた。まず1回表、先頭の荻野貴司選手が初球のストレートを捉えて第6号ソロをかっ飛ばし、鮮やかに先制を成功させる。
2回裏、移籍後初のスタメンに入ったモヤ選手が、千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手にソロホームランを浴びせ、すかさず同点に。モヤ選手は「移籍してきて初めての打席でホームランを打つことができてうれしい」と、球団を通してコメントした。
しかし、千葉ロッテ打線が3回表に爆発する。田村龍弘選手と藤岡裕大選手、荻野貴選手の3連打で勝ち越すと、中村奨吾選手と清田育宏選手がタイムリー。オリックスはたまらず2番手・吉田一将投手に交代するが、香月一也選手がプロ初アーチとなる3ランホームランを放つ。「しっかり捉えることができましたし、しっかり振り抜けたのでいったかなぁと思いました。めっちゃうれしいです」と喜ぶ伏兵の記念すべき一発で、スコアは8対1となった。
4回表にも、千葉ロッテはレアード選手、清田選手、井上晴哉選手の3者連続タイムリーでダメ押しし、12対1とオリックスを突き放す。
オリックスは直後の4回裏、大城滉二選手と吉田正尚選手の連打で1点を返すと、6回裏にも後藤駿太選手とマレーロ選手などがタイムリーを放つ。一挙4点を奪うが、それでも開きすぎた点差は縮まらず。
リードする千葉ロッテが、8回裏を東條大樹投手、9回裏をプロ初登板のドラフト2位ルーキー・東妻勇輔投手という継投で締めて試合終了。終始試合の流れを掌握し、12対6で勝利した。千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手は6回途中6失点も、打線の大量援護で今季2勝目。打っては荻野貴選手が3安打2打点の活躍で、19試合連続安打と好調を維持した。
敗れたオリックスの先発・荒西投手は、3回途中7失点という厳しい結果。「ボール自体は悪くなかったと思いますが、細かい制球が乱れてしまい、甘く入ってしまうことが多くなってしまいました。もっと落ち着いて間を取るなどの工夫を考えなければいけませんでした」と反省を述べた。
文・今泉友香
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