6月23日、ナゴヤドームで行われた中日対北海道日本ハムの「日本生命セ・パ交流戦」第3回戦は、北海道日本ハムが4対8で敗れた。パ・リーグの首位争いの最中にも関わらず、痛い同一カード3連敗となってしまった。
北海道日本ハムは初回、中日の先発・ロメロ投手から3番・近藤健介選手がヒットを放つと、4番・中田翔選手が先制の16号2ラン。早い段階で先発のドラ1ルーキー・吉田輝星投手に援護点をプレゼントした。
しかし、吉田輝投手は直後の1回裏、連打と四球で無死満塁のピンチを招くと、ビシエド選手に同点タイムリーを浴び、続く高橋周平選手の犠飛であっさり逆転を許す。さらに3回裏には、5番・高橋選手と7番・阿部寿樹選手のタイムリーでリードを3点に広げられ、3回5失点で降板した。
5回表、北海道日本ハムは西川遥輝選手の内野安打で1点を返すも、直後に井口和朋投手が1失点。7回表には大田泰示選手のタイムリーで再び1点を返すが、8回裏は石川直也投手が2失点と、投打が噛み合わず点差を縮めることができない。
4点ビハインドで迎えた最終9回表はマルティネス投手の前に無得点に終わり、4対8で試合終了。
北海道日本ハムは、打線はあと一本が出ず、投手陣は粘りきれず、痛い同一カード3連敗となった。先発した吉田輝投手は「今日はストレートが悪かったです。ストレートが良くなかったので、変化球の割合も多くなりましたが、ストレートを打者に意識付けできていなかったために、ストレートも変化球も打たれてしまいました」と自身の投球内容に反省を述べた。
文・後藤万結子
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