中村剛也が「おかわり」アーチも……埼玉西武が連日の逆転負けで負け越し

パ・リーグ インサイト

2019.6.22(土) 17:05

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月22日、阪神甲子園球場にて行われた阪神対埼玉西武の「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、2対6で埼玉西武が敗戦。昨日に続く逆転負けで2連敗となり、カード負け越しが決定した。

 埼玉西武は、「交流戦男」の一振りで先制した。2回表、6番・中村剛也選手が、大阪桐蔭高校の同級生でもある阪神先発・岩田稔投手の変化球をセンターへ運び、第12号先制ソロアーチ。中村選手はこれで230人目からの本塁打となり、巨人の阿部慎之助選手が持つ歴代最多記録に並んだ。

 「打ててよかったです」と、いつも通り淡々と先制弾を振り返った中村選手は、さらに4回表、今度は変化球を引っ張る打撃でレフトスタンドへ「おかわり」。2打席連続となる第13号ソロでリードを2点に広げる。

 しかし、3回まで完璧な投球だった埼玉西武の先発・本田圭佑投手は、二巡目の阪神打線につかまる。4回裏、糸井嘉男選手、マルテ選手にタイムリーを浴び、一気に逆転されると、5回裏、木浪聖也選手にもタイムリーが生まれ、2対4とされてしまった。

 阪神打線の勢いを止められない埼玉西武は6回、7回とタイムリーで点を失い、スコアは2対6に。4回以降4イニング連続で失点し、攻撃のリズムが作れず。打線はつながりを欠き、中村選手の2本のソロホームランのみの得点で試合は終了。

 阪神対埼玉西武の第2回戦は、2対6で埼玉西武が連日の逆転負けを喫し、カード負け越しが決定。先発した本田投手は5.2回5失点と阪神打線を止められず。走者を出してからの投球を「粘ることができずズルズルといってしまいました」と振り返った。

文・丹羽海凪

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