6月19日、西武第二球場で行われた埼玉西武と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦、第9回戦は4対2で埼玉西武が勝利。ここまで大きく負け越している千葉ロッテ相手に2勝目を挙げた。

　試合序盤は両先発による投手戦が繰り広げられた。埼玉西武先発の相内誠投手は初回、3四死球で満塁のピンチを招いたが、茶谷健太選手を併殺に打ち取りこのピンチをしのぐ。以降も走者を背負う場面が見られたが、要所を締める粘りの投球で5回まで無失点の投球を続けた。

　対する千葉ロッテ先発の関谷亮太投手は、初回から3イニング連続で3人で終える上々の立ち上がりを見せると、4回裏に2死1,2塁とされるが得点は許さず。こちらも5回まで無失点に抑える好投を見せ、両チーム無得点のまま試合は後半へ。

　千葉ロッテは6回表、安田尚憲選手の9号ソロで先制に成功したが、その裏、山野辺翔選手が3号ソロを放ち、埼玉西武がすぐさま同点に追い付く。千葉ロッテは7回表にも三家和真選手の4号ソロで勝ち越したが、7回裏に2番手・松永昂大投手がつかまった。

　1点を追う埼玉西武は7回裏、先頭の戸川大輔選手が四球、続く西川愛也選手の犠打で2塁を踏むと、2死から鈴木将平選手のタイムリーで再び同点に。8回裏には、南昌輝投手から四球を選び走者を出すと、代わった山本大貴投手から戸川選手、西川選手が連続タイムリーを放ち、2点を勝ち越し。

　9回表は3番手・田村伊知郎投手が2死から走者を背負ったが、最後は三家選手を内野ゴロに打ち取り、4対2で試合終了。埼玉西武は先発した相内投手が7.1回を4安打4四死球2失点の力投、後を受けた武隈祥太投手も0.2回を無失点で締め、8回裏の勝ち越しにつなげた。

　敗れた千葉ロッテは先発した関谷投手が6回4安打6奪三振1失点の好投でつなぐも、リリーフ陣が踏ん張ることができず、惜敗した。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ０００００１１００ ２
西 ０００００１１２Ⅹ ４

ロ 関谷亮太-松永昂大-●南昌輝-山本大貴-鎌田光津希
西 相内誠-○武隈祥太-S田村伊知郎

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