6月18日、東京ドームで行われた巨人とオリックスの「日本生命セ・パ交流戦」初戦は、3対4でオリックスが惜敗した。
オリックスの先発は山本由伸投手。今季ここまでパ・リーグトップの防御率1.63、被本塁打3と抜群の安定感を誇っていたが、初回、巨人の丸選手に2ランを浴びる。さらに3回裏には岡本和真選手にも一発を浴び、0対3とリードを許してしまう。
反撃したいオリックス打線だったが、巨人先発の今村信貴投手の前に、4回まで併殺打3と打ちあぐねた。4回表に相手のタイムリーエラーで1点を返すも、後が続かない。
しかし、2点を追う8回表。オリックスは2死から1,2塁とチャンスを作る。ここで、5番・中川圭太選手が、追い込まれながらも直球をはじき返し、値千金の同点タイムリーツーベース。終盤で3対3と、試合を振り出しに戻した。
そこから一気に勝ち越したいところだったが、8回裏に登板した海田智行投手が踏ん張れなかった。先頭に四球を与えると、巨人の陽岱鋼選手に勝ち越しの適時二塁打を許す。
1点ビハインドで迎えた9回表は、得点圏に走者を進めるものの、あと一本が出ず。結局、オリックスは3対4で惜敗した。先発した山本投手は6回3失点の内容で「序盤は力で抑えようとしてしまい、バランスを乱してボールを操ることができていませんでした。中盤からは力も抜け、自分らしいピッチングになっていったと思います。何とか粘ってゲームを作ることはできましたが、先制点を与えてしまったところは反省しなければいけません」と振り返った。
文・小川和弥
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