6月13日に京セラドーム大阪で行われた、ウエスタン・リーグ公式戦、オリックス対阪神の14回戦。オリックスは終盤の追い上げを凌ぎきり、3対2で勝利を収めている。
オリックスの先発・本田仁海投手は力のある直球を軸にしながら変化球も交えるピッチングで、阪神打線のバットを押し込んでいく。3回を1安打無失点と好投してマウンドを降りると、2番手の神戸文也投手も2回無失点と素晴らしい投球で試合を引き締めた。
打線は4回裏に阪神の先発・呂彦青投手から3つの四球を選んで2死満塁の大チャンスをつかんだが、根本薫選手が三振に倒れて得点ならず。それでも、6回裏には杉本裕太郎選手の先制適時打と、西浦颯大選手の一塁線を破る2点適時三塁打が飛び出し、3点のリードを奪う。
援護を受けた3番手の岩本輝投手は2イニングを無失点と安定した投球でバトンをつないだが、8回表に4番手の山田修義投手が守備の乱れもあって2死1,3塁のピンチを迎える。ここで振り逃げを許して1点を失うと、続く俊介選手に適時打を浴びて1点差まで詰め寄られる。
なおも2死1,3塁という状況で4番の陽川尚将選手を迎えたが、この状況でマウンドに上がった5番手の吉田凌投手が、1球で遊ゴロに打ち取る見事な火消しを見せて同点は許さず。吉田凌投手は9回表も続投し、阪神打線を3者凡退に斬って取りセーブを記録。1点のリードを守りきった。僅差の試合を制したオリックスは、6月12日の試合に続けて連勝を飾っている。
投手陣は8回表に守備のミスもあって阪神打線の追い上げを許したが、4人の投手が複数イニングを無失点で切り抜ける快投を披露した。打線は5回までは走者を出しながらもチャンスを活かしきれなかったが、2本の適時打で3点を奪った6回裏の攻撃が勝利につながった。
123456789 計
神 000000020 2
オ 00000300Ⅹ 3
神 呂彦青-歳内宏明-●齋藤友貴哉-尾仲祐哉-石井将希
オ 本田仁海-神戸文也-○岩本輝-山田修義-S吉田凌
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