大混戦の首位争い。北海道日本ハムは上沢直之の快投で再び良い流れを引き寄せる

パ・リーグ インサイト

2019.6.11(火) 09:31

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月11日18時からの札幌ドームでは、北海道日本ハムが広島を迎え撃つ3連戦が始まる。9日の試合では中継ぎ陣がつかまって阪神にサヨナラ負けし、連勝も3でストップした北海道日本ハム。本拠地でセ・リーグ王者・広島を攻略し、0.5ゲーム差に3チームがひしめく熾烈な首位争いから抜け出したい。

【昨季交流戦対戦成績】
北海道日本ハム→2勝1敗 広島→1勝2敗

【北海道日本ハム】上沢直之投手 9試合 4勝2敗 58.1回 50奪三振、防御率3.55
【広島】野村祐輔投手 10試合 3勝2敗 53回 29奪三振、防御率4.08

 北海道日本ハムの先発は、上沢直之投手 。今季は9試合に先発し、6回未満で降板したのは一度だけという安定感を見せている。昨季登板した広島戦では、白星こそつかなかったものの8回2失点(自責0)の好投を見せた。ただ前回登板の4日の東京ヤクルト戦では自身の失策も絡み、試合を作ることができず。11日は本来の試合を作る投球で、打線の援護を待ちたい。

 打線の注目は大田泰示選手だ。大田選手は9日の阪神戦で、自身の29歳の誕生日を一時勝ち越しとなる2ランで祝い、さらに全12球団からの本塁打を達成した。6月は打率.359、3本塁打、12打点をマークしており、打撃の好調さがうかがえる。11日も好調の打撃でチームに勝利をもたらせるだろうか。

文・山下虎太郎

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