6月9日、東京ドームで行われた巨人と千葉ロッテの「日本生命セ・パ交流戦」3回戦は3対11で千葉ロッテが敗れ、1勝2敗でこのカードは負け越しとなった。
初回、千葉ロッテは巨人先発・菅野智之投手から2死満塁の好機を得たものの、菅野剛士選手が空振り三振に倒れ、先制できず。対する千葉ロッテ先発・石川歩投手はいきなり3者連続三振を奪う圧巻の立ち上がりを見せる。
試合が動いたのは2回裏。石川投手は陽岱鋼選手に適時三塁打を浴び先制を許すと、この後一ゴロの間に陽選手が生還し、2点目を失った。3回、4回にもそれぞれ2点を献上した石川投手は、4回6失点で降板する苦しい投球に。
反撃したい千葉ロッテ打線は5回表、鈴木大地選手の2試合連発となる8号2ランで2点を返すと、8回表には中村奨吾選手の適時二塁打で3対6と3点差に追い上げる。さらに1死満塁のチャンスで代打・井上晴哉選手が送られたが、併殺打に倒れて反撃ならず。直後の8回裏には投手陣が決定的な5点を与え、勝負あり。
3対11で敗れた千葉ロッテは、石川歩投手が今季最短での降板となる4回6失点で、先発の役割を果たせなかった。また、2017年から続いていた自身の交流戦での連勝は5で止まった。打線は巨人・菅野投手から2点しか奪えず、代わった中継ぎ陣も攻略できなかった。
文・山下虎太郎
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