6月9日14時から、中日対楽天の「日本生命セ・パ交流戦」3連戦・最終戦が、ナゴヤドームで行われる。前夜の大敗から一転、6月8日の試合では、ルーキーたちの活躍で逃げ切り勝利を収めた楽天。パ・リーグ首位奪還のためにも負けられない本試合の、見どころを紹介する。
【今季対戦成績】
中日→1勝1敗 楽天→1勝1敗
【中日】清水達也投手 4試合2勝0敗 18回 14奪三振、防御率5.00
【楽天】美馬学投手 10試合4勝3敗 60回 42奪三振、防御率4.50
楽天の先発は美馬学投手が務める。前回の登板である6月2日の福岡ソフトバンク戦では、7回途中1失点の好投を披露していたものの、味方の失策から制球が乱れ、勝負どころで降板する苦い展開となった。四球が少なさも魅力の投手だが、相手は打撃好調の中日打線だけに油断は禁物。勝負どころを迎えたとしても、粘投で鎮火できるだろうか。また6月2日には待望の第1子妊娠を公表し、祝福ムードに包まれた。本試合でも勝利を挙げ、吉報に華を添えられるだろうか。
一方の打線の注目は茂木栄五郎選手だ。6月8日の中日戦では、外野手3名と捕手1名のルーキーをスタメンに迎え、若返りを見せる楽天打線。茂木選手も4年目の25歳と脂が乗ってくる時期だ。1番打者としてルーキーたちを牽引し、美馬投手を援護したい。
文・今泉友香
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