中田翔が2打席連発! 最大5点差を追い上げ、最後は大田泰示がサヨナラ犠飛

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2019.6.4(火) 22:07

北海道日本ハムファイターズ・中田翔選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・中田翔選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月4日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東京ヤクルトとの「日本生命セ・パ交流戦」初戦は、北海道日本ハムが7対6と、最大5点差をひっくり返しての大逆転サヨナラ勝利を収め、連勝を7に伸ばした。

 北海道日本ハムは、交流戦初戦のマウンドに上沢直之投手を送り込む。初回は3者連続三振を奪う抜群の立ち上がりを見せたが、2回表、東京ヤクルトの5番・村上宗隆選手に先制の一発を浴び、0対1と追いかける展開となった。

 4回表には、東京ヤクルト・山田哲人選手に2ランホームランを浴びた上沢投手。さらに、自身を含む3つの失策や適時打などが重なり、0対5とリードを広げられてしまう。

 しかし直後の4回裏、北海道日本ハム打線がつながりを見せる。2死2,3塁から、西川遥輝選手が2点適時二塁打を放ち、反撃ののろしを上げる。そして続く大田泰示選手も右前適時打を放ち、3対5と追い上げた。

 さらに5回裏、この回先頭の中田翔選手が捉えた打球は、ぐんぐんぐんぐーんとライトスタンドへ。頼れるキャプテンが2試合連続となる13号ソロを放ち、1点差に迫った。

 7回表に追加点を奪われて2点差とされるが、北海道日本ハムは諦めない。7回裏、ヒットのランナーを一塁に置き、打席には4番・中田選手。「何とか振り出しに戻したかったので、いい一振りになったと思う」と、狙いすました初球のチェンジアップは、ぐんぐんぐんぐーーんとスタンドへ。2打席連続の14号2ランで、6対6と試合を振り出しに戻した。

 その後は両チーム無得点に終わり、同点のまま、試合は延長に突入する。10回裏、試合を決めたのは北海道日本ハムだった。先頭の石川亮選手が二塁打でチャンスを演出し、死球と犠打で1死2,3塁とチャンスを広げる。そしてここで大田泰示選手がセンターへサヨナラ犠牲フライ。7対6で、北海道日本ハムが延長戦にもつれた試合を制した。

 北海道日本ハムは、一時5点差をつけられながらも、中田選手の2打席連続アーチなどで大逆転勝利。2番手の公文克彦投手、宮西尚生投手、秋吉亮投手、堀瑞輝投手が無失点でつなぎ、サヨナラ勝利を収めた。
 
文・小川和弥

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