イースタン14戦で5本塁打と量産「ファームでは長打を打てるようにやってきた」
■北海道日本ハム – 東京ヤクルト(交流戦・4日・札幌ドーム)
北海道日本ハムの横尾俊建内野手が4日、約1か月ぶりに1軍出場選手登録された。イースタン・リーグ14試合で5本塁打を量産した次代の大砲候補は「チャンスで出たらホームランを打ちたい」と意気込んだ。
開幕1軍入りした今季は、28試合に出場して打率.203。期待された本塁打はなく、5月10日に2軍降格した。「空振りしたくなくて、打席の中で自分を自分で制約していたんです。今年1軍での空振り率は3?4%。去年は10数%でした。アナリストの方が教えてくれて、気付きました。(空振り率にこだわる)タイプじゃないと。ファームでは長打を打てるようにやってきました」と語る。
イースタン・リーグでは5月14日に1号を放つと、14試合で5本塁打。特にここ7試合で4本塁打と開眼したかのように調子を上げている。「短い期間でホームランをこれだけ打てて、確実に成長できました。長打を狙ってもボールの見え方が違います。打てる球も分かりました。自分で頭の整理はできているので、ファームでやってきたことを出したいです。大事なところで1本打てるように頑張ります」。その吹っ切れた表情は今季1号がそう遠くないことを予感させた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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