6月2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対埼玉西武のカード最終戦は、8対1で千葉ロッテが大勝。江村直也選手にプロ初ホームランとなる満塁弾が飛び出すなど、一発で大量得点を挙げて連勝を飾った。
試合は終始、ホームラン攻勢を見せた千葉ロッテペースだった。まずは3回裏、1番・荻野貴司選手手が、埼玉西武先発・松本航投手の変化球を捉えると、レフトスタンドへ飛び込む第3号ソロ。埼玉西武に好相性のリードオフマンの先制ホームランで、リードをつかんだ。
さらに続く4回裏、2死から連打などで満塁とすると、8番・三木亮選手が押し出しの四球を選び、続く江村直也選手が放った打球はレフトスタンド中段へ。プロ9年目にして初のホームランが満塁弾となり、千葉ロッテのボルテージは最高潮に達した。
江村選手に刺激されてか、5回裏にも一発が飛び出す。1死から3番・清田育宏選手がヒットで出塁すると、4番・井上晴哉選手が低めのストレートをバックスクリーンへ運び、第10号2ランで追加点。スコアを8対0とし、試合の主導権は完全に千葉ロッテのものとなった。
何とか食らい付きたい埼玉西武だったが、千葉ロッテの先発・石川歩投手の前にランナーをためられず。反撃は7回表の山川穂高選手の第23号ソロのみに抑え込まれた。
千葉ロッテ対埼玉西武のカード最終戦は、8対1で千葉ロッテが勝利。江村選手のプロ初ホームランなど、ホームラン攻勢で大量得点を挙げ、カード勝ち越しを決めた。敗れた埼玉西武は、ドラ1ルーキーの先発・松本投手が5回7安打3被弾、8失点と苦しい投球となった。
文・丹羽海凪
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