鈴木大地が劇的サヨナラ打! 千葉ロッテが乱打戦を制し連敗ストップ

パ・リーグ インサイト

2019.6.1(土) 18:20

千葉ロッテマリーンズ・鈴木大地選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・鈴木大地選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月1日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武の第10回戦は、乱打戦の末、千葉ロッテが8対7でサヨナラ勝利。延長10回裏、鈴木大地選手が決めた。

 試合は激しい点の奪い合いとなった。1回表、埼玉西武は千葉ロッテ先発・ボルシンガー投手を攻めて無死満塁のチャンスを作ると、4番・山川穂高選手の犠飛で1点を先制。さらに続く栗山巧選手が適時二塁打を放ち、初回から3点のリードを奪う。

 しかし直後の1回裏、千葉ロッテの鈴木大地選手が、埼玉西武の先発・榎田大樹投手から2ランを放ち、すぐさま1点差とする。ボルシンガー投手が立ち直れず、3回表、外崎修汰選手のソロと押し出し四球でリードを広げられるが、3回裏に井上晴哉選手の2ランで再び1点差とした。

 そして5回裏、レアード選手の犠飛と中村奨吾選手の内野ゴロで千葉ロッテが勝ち越し。試合中盤に、6対5と逆転に成功した。

 7回表、埼玉西武は中村剛也選手のタイムリーなどで1点のリードを奪ったが、千葉ロッテ打線が食らい付く。直後の7回裏、1死1,2塁のチャンスで中村選手に適時打が生まれ、またもや7対7の同点に。

 その後2イニングは両軍無得点に終わり、試合は延長戦に突入。10回表を唐川侑己投手が3者凡退に抑えると、10回裏、千葉ロッテが試合を決めた。埼玉西武・平井克典投手から、2死1,2塁のチャンスを作ると、鈴木選手が左中間を破るサヨナラ打。延長戦にもつれた試合は、8対7で千葉ロッテがサヨナラ勝利を収めた。

 勝利した千葉ロッテは、連敗が4でストップ。先発のボルシンガー投手が3回途中5失点と崩れ、初回から苦しい展開となったが、2番手として3.1回を投げたブランドン投手が流れを呼び込んだ。また、鈴木選手が本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せた。敗れた埼玉西武は打線が10安打を放ちながらも、投手陣が粘れず。平井投手が今季初黒星を喫した。 

文・山下虎太郎

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE