「沖縄に恩返しがしたいとプレーしたことを忘れないようにしたい」
■埼玉西武 7-6 福岡ソフトバンク(21日・那覇)
埼玉西武の山川穂高内野手が、故郷・沖縄で凱旋本塁打を放った。21日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた福岡ソフトバンク戦。7回に試合を決定づける20号3ランを放った。
1点差に迫られた7回、山川が故郷のファンを大いに沸かせた。1死一、二塁で迎えた第4打席。2ボールから、福岡ソフトバンク3番手・松田遼が投じた3球目のスライダーを捉えた。「完璧だったので、いったと思いました」。沖縄の夜空に舞い上がった打球は左中間スタンドへと飛び込んだ。リードを広げる3ラン。故郷に錦を飾る凱旋弾となった。
沖縄県出身者で初めて、沖縄で開催された公式戦で放った本塁打に。チームも辛くも逃げ切って勝利を掴んだ。地元のファンから大歓声を浴びて立ったお立ち台では「野球人生で1番嬉しいホームランになりました」と語り、ファンを沸かせた。
「沖縄に恩返しがしたいと、プレーしたことをこれからも忘れないようにしたい。色々な支えがあって、ここまで来れたのは間違いないというのを感じました」。試合後、こう故郷での試合を振り返った山川。格好良すぎる凱旋試合だった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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