千葉ロッテ・二木康太投手が4勝目 鈴木大地選手が満塁弾で2位浮上!

パ・リーグ インサイト

2019.5.17(金) 21:35

千葉ロッテマリーンズ・二木康太投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・二木康太投手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対楽天の第7回戦は、鈴木大地選手の満塁ホームランが飛び出し、6対1で千葉ロッテが勝利した。

 まず試合を動かしたのは千葉ロッテ。1回裏、1番・荻野貴司選手が楽天の先発・美馬学投手からヒットを放つと、俊足を生かして2塁へ。その後3塁まで進塁すると、3番・清田育宏選手の内野ゴロの間に本塁に生還し、千葉ロッテが1点を先制。さらに、2回裏には5番・レアード選手の第14号ソロホームランで追加点を挙げる。

 援護を受けた千葉ロッテの先発・二木康太投手は力強いストレートと落差の大きいフォークを器用に投げ分け、3回まで楽天打線をノーヒットに抑え、順調な立ち上がりを見せる。

 早めに追い付きたい楽天は4回表、4番・島内宏明選手がヒットで出塁すると、5番・ウィーラー選手も初球をレフト前に運び、1死1,2塁の好機を得る。しかし、6番・銀次選手のヒット性の当たりをセンター・荻野選手がダイビングキャッチ、すでにスタートを切っていた島内選手が2塁へ戻ることができずダブルプレーとなり、無得点に終わる。さらに5回表、9番・オコエ瑠偉選手のヒットと1番・茂木栄五郎選手の四球で迎えた2死1,2塁の場面、2番・辰己涼介選手が二木投手のキレの良いフォークをバットに当てることができず3球三振に倒れ、この回も得点することができない。

 両チームともに2回以降、スコアに動きがないまま試合は7回まで進む。

 追加点が欲しい千葉ロッテは7回裏、8番・藤岡裕大選手と9番・江村直也選手の連打、1番・荻野選手の四球で2死満塁の好機を得る。ここで2番・鈴木大地選手が振り抜いた力強い打球はホームランラグーンへ。3号満塁弾で6対0と、楽天を一気に突き放す。楽天の先発・美馬投手は7回途中6失点でマウンドを降りる。後を受けた西宮悠介投手も千葉ロッテ打線の勢いに飲まれ、再び満塁のピンチを招くも、6番・角中勝也選手を三振に抑え、この回を終える。

 千葉ロッテは先発の二木投手が7回無失点でマウンドを降り、継投に入る。8回は西野勇士投手がマウンドに上がるが、制球が定まらず、5番・ウィーラー選手にタイムリーを許し、1点を献上。9回は東條大樹投手がランナーを出しながらも無失点に抑え、試合終了。

  勝利した千葉ロッテの先発・二木投手は7回無失点の好投で4勝目を挙げた。一方の敗れた楽天の先発・美馬投手は降板後、「粘りきれませんでした。申し訳ないです」と厳しい表情で語った。昨日に引き続き打線に勢いが見られず、悔しい敗戦となった。

文・後藤万結子

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