同級生対決制し千葉ロッテ・種市篤暉投手が3連勝

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2019.5.16(木) 21:49

千葉ロッテマリーンズ・種市篤暉投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・種市篤暉投手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月16日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第7回戦は、9対2で千葉ロッテが大勝。先発した種市篤暉投手は6回2失点で自身3連勝。打線は6回に敵失と3安打を絡めて勝ち越した。オリックスは4失策と守備の乱れが目立ち、先発した山本由伸投手は今季ワーストの6失点。

 試合が動いたのは2回表、オリックスの攻撃。千葉ロッテの先発・種市篤暉の暴投の間に1点を先制すると、1死1,3塁の場面で打席にはここまで打率1割台の若月健矢選手。「ここまで打つ方で貢献できていなかったので、タイムリーになってくれて良かったです」と5試合ぶりの安打が適時打となり2対0とする。

 追いかける千葉ロッテは4回裏、2死から4番・井上晴哉選手がここまで無安打に抑えられているオリックスの先発・山本由伸投手の変化球を捉えた打球はライトスタンドへ。この試合のチーム初安打がホームランとなり、2対1と点差を縮めた。

 千葉ロッテは続く5回裏も山本投手を攻め立てる。中村奨吾選手が二塁打で出塁すると、藤岡裕大選手の左前打で一気に生還し、2対2の同点に追い付く。

 さらに6回裏、先頭の鈴木大地選手が放ったライトフライをオリックス・小島脩平選手が落球。鈴木選手は一気に3塁まで進むと、清田育宏選手の中前打で生還し3対2と勝ち越しに成功。さらに適時打と敵失などで3点を追加し、スコアを6対2とする。

 8回裏にも3点を追加しリードを広げた千葉ロッテが9対2で勝利した。先発した種市篤暉投手は6回2失点6奪三振の好投。打線は同点で迎えた6回に防御率1点台の山本投手から一挙4点を奪い勝ち越した。オリックスは2回に2点を先制するも、3回以降は3安打に抑えられ追加点は挙げられず。守備でも4失策と先発した山本由伸投手の足を引っ張ったのが悔やまれた。なお、この試合で、近藤大亮投手、山崎福也投手が一軍復帰し、張奕投手が支配下登録後、初の一軍マウンドに足を踏み入れた。

文・沼田悟

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