中村晃は1勝につき2万円を寄付、鳥越コーチは「勝ってもらっても困る…」
■福岡ソフトバンク – 千葉ロッテ(11日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクは11日と12日の千葉ロッテ戦で女性ファン向けイベント「タカガールデー」を開催する。今年も認定NPO法人ハッピーマンマとのコラボで乳がん早期発見の啓発を目的にするピンクリボン運動に協力している。この活動は今年で11回目を迎える。
この日の練習後には、事前申し込みのファンを対象に本多コーチ、森唯斗、甲斐野央の3人がピンクリボン運動の啓蒙グッズ(付箋、A5サイズのクリアファイルなど)を配布した。また愛妻を乳がんで失い、ホークス在籍時から同活動に人一倍の思いを抱いている千葉ロッテ・鳥越裕介ヘッドコーチも2年ぶりに参加し「とにかく検診に行ってください」と早期発見を強く訴えた。
現在、2軍でリハビリ中の中村晃は、チームの1勝につき2万円をハッピーマンマに寄付する運動を進めているが、それを聞いた鳥越コーチは「(福岡ソフトバンクに)勝ってもらっても困るので、千葉ロッテが福岡ソフトバンクに勝った場合は、僕が個人的に2万円を寄付します」とサプライズの寄付宣言を行った。
また、両日はヤフオクドーム前(5ゲート階段下)に乳がん検診バスが登場。事前予約のほか、当日も空きがあれば無料で受診できるという。球団はピンクリボンをモチーフとしたグッズ収益金の一部をハッピーマンマに寄付。その寄付金の一部が両日の乳がん検診バスの運用に活用されている。
福岡ソフトバンクの監督・コーチ・選手は両日に限りピンクリボンユニフォーム、同ヘルメット、同キャップを着用して試合に臨むほか、ネクストバッターズサークルや内野ベースもピンクリボン仕様となる。さらにホークスビジョンのスコアボードもピンクデザインに変更される。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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