5月10日、ほっともっとフィールド神戸で行われた楽天対オリックスの第7回戦は、8対6でオリックスが勝利。楽天の驚異的な追い上げに見舞われながらも、効率的に得点を挙げて逃げ切り、連勝を飾った。
試合は初回から動いた。1回表にオリックスの先発・山岡泰輔投手から、楽天の3番・浅村栄斗選手がホームランを放ち1点を先制。しかし直後の1回裏、オリックスは楽天先発・美馬学投手から中川圭太選手、大城滉二選手の連打ですぐさま同点に追い付くと、5番・小島脩平選手の犠牲フライで勝ち越しに成功。2回表、楽天の7番・ブラッシュ選手が球団記録に並ぶ4試合連続のホームランを放って再び同点とされるが、今夜のオリックス打線は一味違った。
3回裏に4番・吉田正尚選手の7号2ランで勝ち越すと、4回裏には7番・T-岡田選手の1号ソロでさらに1点を追加し、5対2と一気に楽天を突き放す。
5回裏には、2番・中川選手が待望のプロ初ホームランを放ち、「少しこすっていましたが、きれいに振り抜くことができました。めっちゃ嬉しいです!」と球団を通してコメントした。打線の援護に恵まれた先発の山岡投手は5回表に押し出しで1点を献上するも、5回3失点の力投でマウンドを降り、オリックスは6回から継投へ。
3点を追う楽天は、ここから驚異的な追い上げを見せる。6回表、8番・藤田一也選手、1番・茂木栄五郎選手の安打で1死2,3塁のチャンスを作ると、2番・辰己涼介選手が犠飛、続く浅村選手がタイムリー。オリックスの2番手・吉田一将投手を捉え、1点差に詰め寄った。
しかし、オリックスはその追い上げを何とか振り切る。6回裏から楽天も継投に入り、青山浩二投手がマウンドに上がるが、8番・西浦颯大選手にも待望のプロ初ホームランが飛び出し、再び楽天を突き放す。8回表にも澤田圭佑投手が浅村選手に一発を浴びるものの、それ以上の反撃は許さず、最終回を増井浩俊投手が3者凡退に抑えて試合終了。
オリックスと楽天の第7回戦は、8対6でオリックスが勝利。4本の本塁打で効率よく得点を重ねて逃げ切り、連勝を飾った。敗れた楽天は、打線が13安打6得点と奮闘したが、先発した美馬学投手が5回6失点と炎上。後を受けた青山投手も2失点を喫し、乱打戦を落とした。
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