【ファーム】北海道日本ハム・万波中正がサヨナラ弾! 森山恵佑も2打席連発

パ・リーグ インサイト

2019.5.10(金) 16:47

北海道日本ハムファイターズ・万波中正選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・万波中正選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月10日、鎌ケ谷スタジアムで行われた北海道日本ハムと楽天のイースタン・リーグ公式戦第7回戦は、7対6で北海道日本ハムがサヨナラ勝利。なかなか打線がつながらず、延長10回表に2点ビハインドを背負うものの、その裏、ドラ4ルーキーが劇的な一発を放った。

 楽天の先発・菅原秀投手は序盤から球が高く浮く。1回裏、北海道日本ハムの3番・森山恵佑選手がそれを捉え、先制弾となるレフトへのソロホームランを浴びせた。

 ただ、北海道日本ハム先発の宮台康平投手も、万全の立ち上がりとは言えず。直後の2回表、楽天の8番・岩見雅紀選手がバットの先で逆転2ランを放つ。3回表にはヒメネス選手にタイムリーツーベースが出て、楽天が3対1とリードを握る展開となった。

 しかし、援護をもらった楽天・菅原投手を、不運が襲う。3回裏、北海道日本ハム先頭の岸里亮佑投手のピッチャー強襲が右手に当たり、途中交代。そして、代わった安樂智大投手を北海道日本ハム打線がつかまえた。

 先制弾を放った森山選手が、スタジアムのもっとも深い右中間に2打席連続アーチを叩き込み、同点に。4回裏には石川亮選手のツーベースと田宮裕涼選手のタイムリーで加点し、4対3とリードを奪い返すことに成功する。

 打撃陣の後押しを受けた宮台投手は、4回表、5回表を3者凡退に切り、流れを引き寄せる投球で魅せた。そのまま北海道日本ハムのペースになるかと思いきや、6回表、楽天が反撃開始。先頭の内田靖人選手が、東大左腕の不用意なまっすぐをはじき返して逆方向へ。4番の一発で、試合は4対4の振り出しに戻った。

 同点で迎えた終盤はシーソーゲームから一転、両者譲らぬ展開となった。北海道日本ハムは8回表、高山優希投手が、自身の牽制で誘い出した一塁代走・南要輔選手の頭部に送球をぶつけるという珍プレーもありながら、無失点。9回表は、柿木蓮投手がランナーを背負いながらもしのぎ、大阪桐蔭高校リレーで楽天の勝ち越しを許さない。

 一方の楽天も、8回裏途中から登板した久保裕也投手が無死1,2塁のピンチを切り抜ける。9回裏はブセニッツ投手が危なげなく抑え、両チーム決定打を欠いたまま延長戦へ。

 延長10回、試合を決めたのは北海道日本ハムだった。まずは表、楽天が代打・小郷裕哉選手のタイムリースリーベースで、2点の勝ち越しに成功する。しかしその裏、2死1,2塁の場面で、今日無安打の万波中正選手が何とセンターバックスクリーンへのサヨナラホームラン。北海道日本ハムと楽天のイースタン・リーグ公式戦第7回戦は、7対6で北海道日本ハムが劇的勝利した。

 北海道日本ハム先発の宮台投手は、7回を投げて5安打7奪三振3四球、4失点という結果。随所に光るものは見せたものの決め球を欠き、わずかに甘く入って痛打を浴びるシーンが目立った。打線では森山選手が2打席連発の大活躍を見せ、最後に高卒ルーキー・万波選手が決めた。全体的には5回までに10本もの安打を放っている。

 敗れた楽天は不慮の事故もあり、先発の菅原投手が3回途中5安打2失点と精彩を欠いた。延長戦では小郷選手が価値ある一打を放ったが、福山博之投手がサヨナラ弾を被弾した。 

  12345678910 計
楽 0210010002 6
日 1021000003 7

楽 菅原秀-安樂智大-久保裕也-ブセニッツ-●福山博之
日 宮台康平-高山優希-柿木蓮-○立田将太

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