5月8日、前橋で行われた埼玉西武と千葉ロッテの第7回戦は、12対1で千葉ロッテが大勝した。11安打4本塁打と、「お株を奪う」打撃で埼玉西武を圧倒した。地元・群馬での凱旋登板となった埼玉西武・高橋光成投手は、6回7失点の乱調。3失策と守備の乱れも目立った。
試合は終始、千葉ロッテのペースで進んだ。まずは2回表、先頭の5番・レアード選手が、埼玉西武の先発・高橋光成投手の直球を捉えて、3試合連続となるホームラン。「試合前にファンのみんなから『すし!すし!』と言ってもらったから、期待に応えて前橋のファンに幕張スシを握れて良かったよ。幕張スシ!サイGO!(最高、さあ行こう)」と先制点を喜んだ。
埼玉西武は、2回裏、千葉ロッテ先発の涌井秀章投手を攻め立て、押し出しで同点に追い付くものの、その後も千葉ロッテ打線は止まらない。
3回表、井上晴哉選手のタイムリーでリードを取り返すと、続く4回表には藤岡裕大選手、鈴木大地選手に適時二塁打が飛び出す。さらに、3番・角中勝也選手がライトへ特大の2ランを放ち、この回だけで一挙5得点。高橋光投手を打ち崩し、7対1と大差をつけた。
攻撃の手を緩めない千葉ロッテは、終盤にもダメ押し。8回表、埼玉西武3番手・佐野泰雄投手から安打と2四球などで2死満塁とすると、レアード選手のこの日2発目となる満塁弾で試合を決めた。さらに9回表には、吉田裕太選手の今季第1号が飛び出した千葉ロッテ。9回裏は東條大樹投手が、大量リードを守って試合終了。
前橋で行われた埼玉西武と千葉ロッテの第7回戦は、大量得点を奪った千葉ロッテが12対1で大勝し、今季初めて埼玉西武から白星を挙げた。4回表にビッグイニングを作り、8回表にはレアード選手の満塁ホームランでとどめを刺した。
敗れた埼玉西武は、凱旋登板となった先発の高橋光投手が、「地元のファンの皆さまに良いピッチングを見せることができず、申し訳ないです」と振り返る通り、6回7失点と試合を作れなかった。
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