福岡ソフトバンクが12球団最速20勝! 機動力と長打力を駆使して5連勝

パ・リーグ インサイト

2019.5.6(月) 16:11

福岡ソフトバンクホークス・デスパイネ選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・デスパイネ選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月6日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスのカード最終戦は、初回に一気に畳み掛けた福岡ソフトバンクが、9対6で勝利。12球団最速の20勝に到達し、改めてリーグ2位以下を突き放した。

 初回、福岡ソフトバンクは機動力で先制点をもぎ取った。1番・川島慶三選手が、オリックスの先発・アルバース投手の初球を打って右中間を深く破る。続く周東佑京選手は、俊足を生かしてセーフティーバントを決め、すぐに二盗を仕掛けてスタートを切るも、1,2塁間で挟まれる。しかしその間に、川島選手がホームスチール成功。1点を先制する。

 結局、周東選手も盗塁に成功し、3番・今宮健太選手のヒットで無死1,3塁となると、ここから鷹打線が大爆発。まずは4番・デスパイネ選手が、2試合連続アーチとなる6号3ランをかっ飛ばし、6番・グラシアル選手がタイムリーツーベース。さらに先制のホームを踏んだ川島選手も2死からタイムリーを放ち、何と1回裏から6連打を含む打者一巡の猛攻で、6対0と大量リードした。

 福岡ソフトバンクはその後も止まらない。2回裏、松田宣浩選手とグラシアル選手が2者連続アーチを描き、アルバース投手をノックアウト。しかし大量援護をもらった先発・東浜巨投手は、なかなかピリッとしない投球が続く。2回表に小島脩平選手にソロを浴びると、4回表に吉田正尚選手にタイムリーを打たれる。次の回には暴投でピンチを招き、福田周平選手のタイムリーなどで5回までに4失点。スコアは9対4となった。

 しかし、6回から東浜投手の後を受けた中継ぎ陣が、逆転までは許さなかった。8回表に嘉弥真新也投手が、9回表に泉圭輔投手が1点を失うが、大きなリードを守って試合終了。

 試合は9対6で、首位・福岡ソフトバンクが勝利した。機動力と長打で2回までに全9得点を挙げると、3点差に迫られながら逃げ切った。先発の東浜投手は「4回以降ボールがバラつき始めて、それをうまく修正できませんでした」というコメント通り本調子ではなかったものの、5回5安打4失点で、今季2勝目を手にした。

 敗れたオリックスは、打線が9安打6得点と追い上げを見せたが、序盤の大量失点を取り返せず。スタメンマスクを被った若月健矢選手は、打席に立つことなく代打を告げられた。先発・アルバース投手は、1回2/3を被安打10、失点9という結果で、「チームに申し訳ないということしかありません」と言葉少なだった。

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