BCリーグの富山からテスト入団のペゲーロ選手が決勝弾、指揮官「1本欲しいところで」
千葉ロッテは27日、宮崎・生目の杜運動公園のアイビースタジアムで「球春みやざきベースボールゲームズ」福岡ソフトバンク戦を戦い、2対1で勝利した。先発の石川歩投手、2番手の大隣憲司投手がそれぞれ2イニングスを無失点に封じると、同点で迎えた9回にフランシスコ・ペゲーロ外野手が勝ち越しソロ本塁打を放った。
福岡ソフトバンクを戦力外となり、テストの末に入団した大隣投手は、3回から登板し、古巣を相手に2回を無安打無失点。武器であるキレとコントロールでホークスの主力打者を封じた。左腕の好投に、井口資仁新監督は「日に日に良くなっている。真っ直ぐが走り出しているし、コントロールも良かった。彼の持ち味を出してくれた」と高く評価した。
決勝弾のペゲーロ選手も、大隣投手と同じく入団テストの末に加入した新戦力。昨季までBCリーグの富山でプレーしていたドミニカンは9回1死、代打で登場すると、左腕・笠原大芽投手の甘く入ったスライダーを左翼席へと運び、指揮官は「1本欲しいところで打ってくれた。こういう使い方になるでしょう」と語った。
同じパ・リーグで戦う王者・福岡ソフトバンクに勝利した井口監督は「もうちょっと点を取れるところがあった。そういうところで取れないとこういう展開になる」と10安打を放ちながらも、2点止まりに終わった打線への苦言も忘れなかった。
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