【MLB】投手デビューから2日後の打者デビュー。二刀流・大谷選手に米紙が「現実はこうだ」

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2018.2.27(火) 15:51

エンゼルス・大谷翔平選手の”二刀流”に米紙も注目
エンゼルス・大谷翔平選手の”二刀流”に米紙も注目

米紙が中1日での「投」→「打」出場に注目「起用法についてのヒントがうかがえる」

エンゼルスの大谷翔平選手は26日(日本時間27日)、米アリゾナ州ピオリアでのオープン戦・パドレス戦に「2番・DH」で出場し、“打者デビュー”を果たした。

1安打2四球1打点と打率&出塁率“10割“の好スタート。24日(同25日)の“投手デビュー”から2日後の打者としての出場に、米メディアはシーズン中の起用法のヒントが見えたと伝えている。

大谷選手は1、2打席目と四球を選ぶと、4点を追う5回1死2塁の場面で迎えた3打席目には右腕マリオット投手から中前打。ここでお役御免となった。

相手選手からは打席での雰囲気、選球眼などに称賛の声が集まる中、米全国紙「USAトゥデイ」はその起用法に注目している。

「現実はこうだ:登板の2日後、ショウヘイ・オオタニはエンゼルスの指名打者としてプレーする」

同紙はこのようにタイトルをつけ、エンゼルス首脳陣が大谷選手入団時から二刀流として起用する方針を明かしていたことを紹介。「とは言ったものの、それは極めて素晴らしいこと」とした上で、

「カクタスリーグ(オープン戦)が行われるこの2月の時期に、レギュラーシーズンに向けた各チームのプランが示されるようなことはないが、オオタニに関しては、ラインナップの割り当てからシーズン中に可能性としてあり得る彼の起用法についてのヒントがうかがえる」としている。

二刀流での起用が現実になれば「なんて素敵なことであろうか」

そして、登板から中1日での打者出場という今回の起用は、まさにその「ヒント」になるという。マイク・ソーシア監督らは打者・大谷の能力に確かな手応えを感じており、戦力として期待していることにも記事では言及。

一方で、「先発で投げる場合は特にだが、投球することによって生じる身体的なダメージを考えると、先発登板した翌日に彼がラインナップに名を連ねることを期待するのは理にかなっていないように思える」とも指摘。

中1日での起用が現実的というわけだ。メジャーの方が日本よりも日程が厳しいという点も踏まえ、エンゼルスが先発ローテーション6人制を導入することについても伝えている。

もちろん、メジャーでの成功を成し遂げるために、エンゼルスはこれから大谷選手の最適な起用法を模索していくことになる。開幕前までにそれが決められれば最高だが、果たしてどうなるか。

同紙は、厳密には大谷選手がまだマイナー契約である事実にも触れ、「多くの見極めがこれからシーズン開幕までの間になされていくことになる。そして、オオタニは前例のない挑戦に挑むことになる」と指摘。

一方で「しかし、オオタニがその挑戦を乗り越え正真正銘の二刀流を可能にした選手として(メジャーの舞台に)現れる希望は、未だに十分残っているのだ。そしてそれは、なんて素敵なことであろうか」と大きな期待も寄せている。

オープン戦では、これから投手としてのイニング数、球数も増えていくだけに、疲労を見ながら打者としての起用法を考えていくことになる。それでも、投手デビューからわずか2日後に見せた打者としての輝きが、エンゼルスに大きな希望をもたらしたことは確かだ。

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