4月29日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた北海道日本ハム対横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦・第6回戦は、0対4で北海道日本ハムが完封負け。打線が横浜DeNA投手陣を攻略できず、延長戦で藤岡貴裕投手が決勝打を浴びた。

　北海道日本ハムの先発は、吉田輝星投手。注目の高卒ドラ1ルーキーは、昨日の同カードで11得点と爆発した横浜DeNA打線を、伸びのあるストレートと落ちる球で抑え込んだ。

　初回からピンチを招くも、4番・細川成也選手から見逃し三振を奪うなどして無失点。2回表は2者連続三振を含む3者凡退で終わらせると、3回表は得点圏に走者を背負った中で、細川選手を2打席連続三振に仕留める。4回表は危なげなく3人で打ち取り、4回4安打4奪三振、無四死球無失点でマウンドを降りた。

　一方、昨日1得点に終わって大敗を喫した北海道日本ハム打線は、横浜DeNAの昨季新人王左腕・東克樹投手の前にチャンスを作ることができない。2回裏に四球で走者を出すも、後続が併殺に倒れ、7回まで1安打無得点に抑え込まれてしまった。

　しかし、北海道日本ハム投手陣も横浜DeNA打線をテンポよく封じ込めていく。両投手陣の好投で、両チーム無得点のまま試合は動かず。0対0で、延長戦へと突入した。

　11回表、北海道日本ハムは10回から続投していた5番手・藤岡貴裕投手が、横浜DeNA・伊藤裕季也選手に2点タイムリーを浴びると、代わった福田俊投手の暴投でさらに1点を失う。ここにきて一挙4得点を奪われ、その後の反撃は叶わなかった。11回裏は谷口雄也選手が三振に倒れて、試合終了。

　北海道日本ハム対横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦・第6回戦は、4対0で横浜DeNAが勝利した。北海道日本ハムは先発の吉田輝投手が好投し、後を受けた西村天裕投手、田中瑛斗投手、鍵谷陽平投手らが9回まで無失点でつなぐも、打線が援護できなかった。


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