大谷が秘める才能に手応え、カーブにはどよめき「球速を自在に変える能力がある」
エンゼルスのマイク・ソーシア監督は、24日(日本時間25日)のブルワーズ戦に先発した大谷翔平選手について「こちらが期待していたとおりの球もあったし、リリースポイントが狂ったものもあったが、間違いなく前進している。初登板としてはよかった」と評価した。
オープン戦初登板初先発だった大谷選手は、初回に不運も重なって1失点。2回には先頭・ブロクストン選手に左翼へソロ弾を浴び、1回1/3を投げて被安打2、奪三振2、与四球1、2失点(自責1)の成績だった。ボールが高めに抜けたり、地面にたたきつけたり、制球が安定しない場面も見られたが、指揮官は「十分な仕事をしたし、今日の投球から学んだこともある。マーティン(・マルドナド)と調整をしながら、次回に向けて前進するだろう」と話した。
この日の最速は156キロだったが、ソロ弾を浴びたブロクストン選手への2球目、112キロのカーブでストライクを奪うと、球場を埋める6019人の観客から驚きの声があがった。「球速を自在に変える能力があるし、ボールをスピンさせることもできる」とソーシア監督も目を細めたが、投球の基本はあくまで速球。「スプリングトレーニングでは速球の制球を高めていくことが大事。今日はいい兆候が見られた」と、大谷選手が秘める才能に確かな手応えを感じたようだ。
投手デビューを終えた大谷選手だが、気になるのは“打者"デビューの時期。指揮官によれば、打者としてオープン戦に初出場するのは「来週の前半になる」。早ければ26日(同27日)の敵地パドレス戦で「DH」として出場することになりそうだ。
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