埼玉西武外崎が“逆転アップルパンチ” 今季初の貯金生活「勝っている方が楽しい」

Full-Count

2019.4.7(日) 19:56

埼玉西武・外崎修汰※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)
埼玉西武・外崎修汰※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

1点差に迫った9回1死一、三塁でハンコックから逆転2号3ラン「真っ直ぐに絞っていった」

■埼玉西武 4-2 北海道日本ハム(7日・東京ドーム)

 埼玉西武・外崎修汰内野手が7日の北海道日本ハム戦(東京ドーム)で値千金の逆転3ランを放った。

 高めに浮いた149キロのストレートを思い切り振りぬいた。外崎の高々と舞い上がった打球が左翼スタンドのさらに上段にある3階スタンドに吸い込まれると、ベンチで戦況を見守っていた先発の高橋光も笑みをこぼした。8回まで相手先発・有原の前に3安打11三振と完璧に封じ込まれていたが、土壇場の9回に逆転2号3ラン。チームは今シーズン初の貯金生活に突入し、外崎は「勝っている方が楽しい。もっともっと勝ちたい」と笑顔で話した。

 9回に登板した2番手・ハンコックを攻め立てた。1点を返し、なおも1死一、三塁のチャンスでバッターボックスに立った。「スライダーが2球来た。もう1球来て、空振りでもいい。真っ直ぐに絞っていった」と2ボールからストレート一本に狙いを定めた。2戦連発は起死回生の逆転アーチとなった。

 開幕からなかなか調子が上がらなかった。開幕から2カードが終了した4日の時点で、打率.174。それでも復調の兆しはあった。4日のマリーンズ戦(メットライフドーム)で小島から右越えの強烈な二塁打を放ち、そこから3試合連続安打中だった。「右方向に強い打球が出ているのは好調のバロメーター」と本人が話すように、試合前の打撃練習でも右翼方向へ快音を連発。打率もこの日の試合前までに.258まで上昇していた。

「光成がいいピッチングをしていた。なんとか追いつきたかった」。8回2失点と好投した先発の高橋光に今季初白星を届けた。15年ドラフトで同期入団した2人。くしくも高橋光の母方の実家、外崎の実家はともにりんご農家だ。外崎の“アップルパンチ”が、高橋光の力投とチームを救った。

記事提供:Full-Count

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