銀次は9回から14年目で1軍初マスク、4イニングに渡り投手陣をリードし無失点
■オリックス 5-5 東北楽天(7日・京セラドーム)
東北楽天は7日、敵地オリックス戦に5-5で引き分けた。9回に3点差を追いつくと、その裏から捕手としてプロ入りした銀次内野手が14年目で1軍初マスクをかぶり、二盗を阻止するなど大奮闘。延長で勝ち越し点は奪えなかったものの、「捕手・銀次」は12回まで4イニングに渡って投手陣をリードして無失点に抑え、引き分けに持ち込んだ。
東北楽天は4回までに5点を失う苦しい展開。しかし、1点をずつを返して3点ビハインドで9回を迎えると、捕手の足立に代打・藤田を送った。この藤田のヒットから猛攻が始まり、田中、浅村、島内のタイムリーでオリックス増井から3点を奪取。同点となった。しかし、2死一、二塁の好機でウィーラーは空振り三振。同点で9回裏の守備に入った。
この試合、7回に先発マスクの嶋の代打としてオコエが送られ、その後は足立が捕手に。足立も代打を送られ、ベンチには捕手登録の選手がゼロになった。すると、9回は一塁でスタメン出場していた銀次が捕手として出場した。
捕手として東北楽天に入団した銀次だが、打撃センスを生かすために2009年秋に内野手にコンバート。これが1軍初マスクとなったが、松井とバッテリーを組み、後藤は見逃し三振、福田は左飛で2アウト。西浦にはライト前ヒットを許したが、吉田正への2球目でスタートを切ったところで銀次が刺し、このイニングを無失点で終えた。 東北楽天の球団公式ツイッターは「銀次キャノン!!!!!」と大興奮でつぶやいた。
延長10回は松井が続投し、11回はハーマン、12回は森原とつないで無失点リレー。東北楽天が銀次の奮闘で引き分けに持ち込んだ。
(Full-Count編集部)
記事提供: