9回に3点差追いつき同点、ベンチには捕手登録がゼロになり…
■オリックス – 東北楽天(7日・京セラドーム)
東北楽天の銀次内野手が7日の敵地オリックス戦で1軍では初めて捕手を務め、盗塁を刺す“美技“も見せた。
東北楽天は2-5で迎えた9回、1死から捕手の足立に代打・藤田を送った。すると、藤田のヒットから猛攻。田中、浅村、島内のタイムリーでオリックス増井から3点を奪い同点に。しかし、なおも2死一、二塁でウィーラーは空振り三振に倒れ、同点で9回裏の守備に入った。
この試合の先発マスクは嶋だったが、7回にオコエが代打で登場。その後、足立がマスクを被っていたため、ベンチには捕手登録の選手がゼロに。すると、9回は一塁でスタメン出場していた銀次がマスクを被った。
2005年のドラフト3位で盛岡中央高から捕手として入団した銀次だが、打撃センスを生かすために2009年秋に内野手にコンバート。その後、1軍に定着した。パ・リーグTV公式ツイッターは「銀次選手がキャッチャーの守備につくのは公式戦初です」と伝えた。
9回は松井とバッテリーを組み、後藤は見逃し三振、福田は左飛で2アウトに。西浦にはライト前ヒットを許したものの、吉田正への2球目でスタートを切ったところで銀次が二塁に送球。盗塁を刺し、このイニングを無失点で終えた。東北楽天の球団公式ツイッターは「銀次キャノン!!!!!」と大興奮でつぶやいていた。
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