3月29日13時から、東北楽天と埼玉西武のイースタン・リーグ公式戦4回戦が森林どり泉で行われる。5時間半後に一軍開幕戦を控える中、残念ながら開幕一軍を逃したものの、自身に与えられた場所でアピールに励む若武者たちの見どころを挙げていく。

【今季対戦成績】
東北楽天→2勝1敗、埼玉西武→1勝2敗

　東北楽天は24日以来の試合となる。その北海道日本ハム戦では、6回無安打無失点の先発・釜田佳直投手を筆頭に、投手陣が好投を見せた。打線では、岩見雅紀選手が6回にバーベイト投手の低めの変化球をうまくすくい上げ、技巧的な1号ソロをかっ飛ばしている。生え抜きの和製大砲不在が続くチームを救うため、2年目の今季はファームで圧倒的な成績を残したい。

　埼玉西武は26日に横浜DeNAと戦い、先発のニール投手が6回を投げて自責3ながらも、被安打9と安定感を欠き、1点差負けを喫している。その日は1番・西川愛斗選手、2番・山野辺翔選手、3番・メヒア選手の上位打線が計5安打と1人1人に当たりは出ているだけに、つながりを重視して東北楽天とのカード勝敗を五分に戻したい。

前回の試合では良い形で勝利した鷹　若き「打てる捕手」に注目

　同じく13時から、タマスタ筑後では福岡ソフトバンクと中日のウエスタン・リーグ公式戦1回戦が行われる。今季初対戦の両チームの見どころも挙げていく。

【今季ファーム成績】
福岡ソフトバンク→7試合3勝4敗　中日→10試合5勝4敗1分

　福岡ソフトバンクは24日の阪神戦以来のゲームだ。その試合では、先発の松本裕樹投手、板東湧梧投手、吉住晴斗投手、二保旭投手が盤石のリレーをつないで、打線も13安打9得点と爆発。投打を噛み合わせ、阪神を圧倒した。その中でも、チーム唯一の3安打を記録した九鬼隆平選手には引き続き期待がかかる。開幕一軍入りはかなわなかったが、アピールを続けて少しずつチャンスを手繰り寄せたい。

◇ファームの中継もパーソル パ・リーグTVで
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