千葉ロッテドラ1藤原、開幕1軍入りの心境明かす 「やっとスタートラインに立てた」

Full-Count 岩国誠

2019.3.28(木) 16:59

千葉ロッテ・藤原恭大※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
千葉ロッテ・藤原恭大※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

井口監督は成長を評価「どんどん1軍に順応していった」

 千葉ロッテのドラフト1位ルーキー・藤原恭大外野手は28日、前田幸長氏以来、球団高卒新人では30年ぶりとなる開幕1軍入りを果たした。チームの全体練習終了後、開幕戦前日の心境などを語った。

「1軍に残りたい」との思いで、ここまでアピールを続けてきた藤原。「昨日よりも緊張感が出てきました」と、間近に迫った開幕戦を肌で感じているようだ。

 井口監督は「ゲームを重ねていくうちに、どんどん1軍に順応していった」と、オープン戦での藤原の成長が開幕1軍入りの決め手になったと語り、「特に走ること、守備に関しては、しっかり結果を出してくれたので、本当に1軍の戦力として残しました」と、高卒ルーキーを“戦うための必要なコマ”として、手元に置いておく決断をした。

 開幕戦でのスタメン器用について、井口監督は明言を避けていたものの「まぁ、見ることも勉強。チャンスがあれば使っていきたい」と、スタメンでの起用は微妙な状況。藤原自身、起用については「与えられた役割で、その状況に応じてしっかりやっていきたい。そんなに自信はないので、どのプレーでも全力でやりたいと思っています」と、どういう形であっても、その時にできることに全力を注ぐつもりだ。

開幕1軍スタートが決まり、楽しみと不安は「五分五分」

 いよいよ始まるプロ野球1軍の公式戦。プレッシャーや高揚感を感じながらも藤原自身も「やはりどうなんだろう」と言う不安も感じているという。

「やはりバッティングは、そう簡単に打てるとは思っていないので、調子の波が少ない走塁とか守備、そこを中心にしっかりやって自信をつけて、任せられるような選手になりたい」

「やっとスタートラインに立てた」と藤原が自ら語った開幕1軍入り。楽しみと不安は「五分五分」と、少し困った笑顔で答えていた18歳の青年。その表情は、そのあたりにいる高校生と何ら変わらないあどけないものだ。そんな藤原が開幕戦から始まるプロの荒波を乗り越えた時、その顔つきはどうのように変わっていくのか。プロ野球選手としての成長とともに、その表情にも注目したい。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

記事提供:Full-Count

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