福岡ソフトバンク戦で5回3失点「素晴らしいボールもあった。いいでしょう」
■福岡ソフトバンク 5-2 埼玉西武(オープン戦・6日・ヤフオクドーム)
埼玉西武・辻発彦監督が6日の福岡ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)に先発した今井達也投手の開幕ローテーション入りを明言した。今井はこの日5回3失点だった。
失点の場面については「打たれたところは去年の悪いところが出た。腕が下がったり、ストライクを取りに行った力のないボールで打たれる」と反省を促したものの、「素晴らしいボールもあった。いいでしょう」と合格点を与えた。
開幕ローテーション入りの可能性を問われると「もちろん」と頷いた。開幕は敵地・ヤフオクドームで福岡ソフトバンクとの3連戦が予定されているが、そこでの登板については「人がいないんだから、わからない。そうなるかもしれないよ」と含みを持たせた。
開幕投手が内定している多和田が扁桃炎による発熱のためこの日の登板を回避し、内海、榎田とローテ内定投手が次々と故障で離脱。辻監督は「うちの先発陣だし、投げれるだけで御の字」と冗談で報道陣を笑わせたが、「年間を通してローテーションでやってもらわないと困るピッチャー」と20歳のエース候補に期待を寄せていた。
この日の試合はこれまでの「1番・金子侑」に代わって「1番・秋山」を起用。3番に外崎を抜擢し、新オーダーの別プランも試した。辻監督は「あくまでも金子が1番と考えている。本人にもそう話をして、『今日はそういうオプション(を試す日)として考えている』と伝えました」と1番に金子侑を起用する方針を改めて示した。
また、9日の東北楽天戦(倉敷)からB班で調整を行っていた岡田雅利捕手が合流する見込み。ここから開幕に向け、選手間の競争がより一層激しくなりそうだ。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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