内川に浴びたタイムリーに唇を噛む「ボール1個か、1個半は内に行きたかった」
■福岡ソフトバンク – 埼玉西武(オープン戦・6日・ヤフオクドーム)
埼玉西武・今井達也投手が6日、福岡ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)に先発し、5回3失点89球で降板した。
立ち上がりは生命線でもあるストレートをうまく操ることができなかった。初回、先頭の牧原に2ボールからストライクを取りに行ったインハイのストレートをライトスタンドにいきなり運ばれた。その後もヒットと味方の失策もあり、無死満塁のピンチを背負う苦しい立ち上がりとなったものの、後続の中村晃、内川、松田宣を打ち取り窮地を脱した。
ピンチを迎えても淡々と投げ続け、それぞれ最少失点で切り抜けたが、2点目と3点目はどちらも内川にうまく右方向に運ばれるタイムリー。失点の場面について今井は「(内川は)技術が高い選手。追い込んでからボール1個か、1個半は内に行きたかった」と唇を噛んだ。
許した6本の安打のうち、4本が外野手の前に落ちた。今井は「ボールが高めに浮いてしまって、外野の前に落ちるヒットもあった」と分析。「膝の高さに投げることができれば、内野ゴロも増える。ボールの精度を全体的に上げていきたい」と初の開幕ローテに向けてレベルアップを誓った。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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