3月3日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと横浜DeNAのオープン戦は、両チーム合計8安打と打線が沈黙し、0対0で引き分けとなった。

　北海道日本ハムの先発はオリックスから移籍の金子弌大投手。横浜DeNAの先発は開幕投手を狙う今永投手。北海道日本ハムのスタメンには、ルーキーの万波中正選手、野村佑希選手が名を連ねた。

　北海道日本ハム・金子投手は、3回表、元バッテリーの伊藤光選手を打ち取るなど、移籍後初の本拠地マウンドで3回無失点の好投。一方、横浜DeNA先発の今永投手も4回6奪三振無失点とこちらも好投。投手戦となる。

　両チーム継投に入り、何度かピンチはあるものの、8回まで無失点と素晴らしい投球。激しい投手一軍枠の争いを繰り広げる。

　8回表、北海道日本ハムのルーキー5番手・福田俊投手は先頭に四球を与えるものの、こちらもルーキー捕手・田宮裕涼選手が盗塁を刺し、福田投手を助けると、その後をきっちり無失点に抑える。

　9回表、北海道日本ハムは東京ヤクルトから移籍の新戦力・秋吉亮投手が6番手で登板。安打は打たれるものの、落ち着いた投球で無失点。投手陣の好投に応えたい打線だったが、散発5安打に抑え込まれ力及ばず。試合は0対0の引き分けで終わった。

　北海道日本ハムは、横浜DeNA打線を被安打3とほぼ完ぺきに封じ込め、守備陣も若手中心ながら失策0と、開幕に向けて手応えをつかんだ。ルーキーでは野村選手、万波選手、田宮選手、海老原一佳選手が出場したが、横浜DeNAの一軍主力投手陣に、合計9打数0安打4三振に抑え込まれた。