埼玉西武山川が実戦22打席目で“今季1号” 豪快一発も冷静「待望でもないですけど」

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2019.2.25(月) 14:46

埼玉西武・山川穂高※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
埼玉西武・山川穂高※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

千葉ロッテのボルシンガーからバックスクリーン左に一発

 埼玉西武の山川穂高内野手が24日、高知・春野で行われた千葉ロッテとの練習試合で“今季1号”となる2ランを放った。

 3点を追う1回裏、相手先発ボルシンガーの初球を豪快に弾き返し、バックスクリーン左横に突き刺した。バットのやや先端で運んだホームランだったが、「感触はよかったです。『行くな』と思いました」と振り返った。

 紅白戦を含め6試合目、22打席目で飛び出した一発だったが、「待望でもないですけど」と本人は至って冷静だ。「まだフォームを気にしている。ここ何日かいい感じだったし、結果が出たので嬉しいけど、まだまだ。シーズンでも打てるように」と気を引き締める。

 昨年まで3番だった打点王の浅村が、今季は東北楽天にFA移籍。4番に座る山川に対し、相手バッテリーがアプローチを変えてくることも予想される。だが、昨季47発を放った本塁打王は「3番が誰かとかは今のところ気にしていない」と動じることはない。「周りがどうこうと考える時期ではない。『どうやったら打てるか?』とか、今は自分のことばかり考えている」と、シーズンに向けて探究心は尽きない。

 昨シーズンはオープン戦で打率.136と低迷したが、シーズンが始まってみると、好不調の波こそあれど、打率.281、47本塁打と大活躍。主軸の役割を存分に果たし、10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。今年は「早い段階だが『あ、これかな。いい感じ』というものがある。たくさん試合もあるので、これから微調整したい」と手応えを感じているようだ。

 それでも「いい感覚だと決めつけるわけではないけれど、段階としてはいい。シーズンで打てるようにやるのみです」と話す山川の目線は、すでに3月29日の開幕戦を見つめていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

記事提供:Full-Count

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