軸足にしっかり体重を乗せるフォームに手応え「バランスも意識して」
埼玉西武の高橋光成投手が20日、台湾・統一ライオンズとの練習試合(春野)に先発し、3回1失点と開幕ローテーション入りに向けてアピールした。
この日は最速151キロのストレートとフォーク、スライダーなど変化球のコンビネーションで被安打3、2つの三振を奪うなど順調な仕上がりを披露。低めへの制球も光った。「ボールが走っていた。引き続きやっていきたい」と納得顔を見せたが、「実戦での配球はキャッチャーと話し合いたいし、クイックも試合の中でやっていかないといけない」と反省も忘れなかった。
オフシーズンは、マリナーズに移籍した菊池雄星投手とトレーニングをともにし、増量に成功。さらに菊池や広島大瀬良の動画を参考に2段モーションにも挑戦し、軸足にしっかりと体重を乗せるフォームを取り入れた。「スピードも求めたいが、バランスも意識して」と今のフォームに手応えを感じている。
昨年の右肩痛の影響でB班スタートとなったが、開幕ローテーションに照準を合わせる。「自分のペースで、自分らしく、自分を出せるように」と話した高橋光。5年目を迎える右腕はこれからもアピールを続ける。
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